クルド語学習ブログ

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クルド語の語尾変化?について



Şeva te bixêrこんばんは。また更新が遅くなってすみません。


とりあえず文法書を一通り読みました。ざっとなのでこんな感じの言語かな、みたいな感覚を掴めました。後はしっかり読み込んで、暗記して覚えたいと思います。


ちょっと予定を変更して歌についての感想は後日、今日は語尾変化?というのでしょうか。それについて書いていきたいと思います。


クルド語は語尾変化はとにかく日本人には難しいかもです。


私は中国語は昔結構勉強した方なので、外国語の勉強は多少わかるつもりですが、中国語のような漢字だけで活用の変化もしない、いわゆる孤立語とは様相がかなり違う気がします。


例をあげますと、クルド語には後置冠詞というものがあります。英語のように前ではなく後ろに置き、かつ単語と一体です。例えば、zarok(子供)は、不定形の後置冠詞ek(英語の不定冠詞「a」に当たると思います。)がくっつくとzarokek(ある子供)となります。


さらに、エザーフェというものもあり、これを置かないと形容詞は名詞を修飾できません。


例えば


xwendekar 学生


という単語を使って、「私は賢い学生です」を表現すると


Ez xwendekarekî zîrek im.


とクルド語では表現しますが、実はこれでもかなり変化してます。分解すると


Ez(私) xwendekar(学生) ek(後置冠詞) î(男性形のエザーフェ) zîrek(賢い) im(です。英語のbe動詞相当)



となります。(ちなみに、クルド語は形容詞は名詞の後ろにつきます。)この文章の私さんは男の人が書いたので、女の人が書くと


Ez xwendekareke zîrek im


となります。エザーフェが「î」から「e」に変わるのは、学生が女性だからです。さっきのと違いこの私さんは女の人が書いた文章であるという事がわかります。


このように性別まで頭に入れないと大変なのですが、逆に言えば覚えれば性別もわかるという優れものです。なお、これは不定形なので、この私さんはたくさんいる中でのある賢い学生くらいのニュアンスだと思います。


ただ、例えば学生一賢い、「ザ・賢い」、みたいな感じにしたいなら。「xwendekar」から ekは外します(定形つまり the になります)


Ez xwendekarê zîrek im (僕は一番賢い学生なんだぜ)


Ez xwendekara zîrek im(あたしは一番賢い学生なのよ)


さすがに意訳すぎかもしれませんが、文章にするとこんな感じになるんじゃないかなと。ちょっと嫌なやつみたいな感じになるんじゃないでしょうか。


とはいえ、これもまだ学習途上なので、詳しい方から見ればいくつか間違いがあるかもです。何か間違いがあれば教えていただけると幸いです。


それではこの辺りで。Bi xatirê te!

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