クルド語の茶色はコーヒーの色?そして以前話題にしたクルド語の歌について
Êvara baş(こんばんは)、今日はクルド語の色について学んだことを書きます。クルド語で茶色の事をqehweyî というみたいです。そして、クルド語でコーヒーの事をqehweya というそうです。おおっと、qehweyîとqehweya、すごく似てませんかね?
クルド人からするとコーヒーが茶色なので、qehweyaを茶色の意味にしたんでしょうね。すでにイスラム世界には13世紀に伝わっていたそうです。なのでクルド人からすれば中国のお茶などよりコーヒーの方が馴染みが深そうです。
日本は今でこそお茶は緑茶のイメージがありますが、室町時代までは元々は煎じ茶やウーロン茶のような色のお茶が主流でした。江戸時代になると緑茶が生まれたそうです。
コーヒーも緑茶も元をただせば似たような飲料ですが、文化や歴史によってこのような違いがでるのは面白いですね。
そしてクルド語の歌ですが。以前紹介したXeyala evînさんという方の歌は、どうにもテンポが早すぎて私には難しいですね。なので最近、Aran tigranさんという方の歌を聴いてます。
https://open.spotify.com/intl-ja/track/1JQZnR00mAvxIn7YvaIjl3
目標の一つとしてはこの方のzimanê kurdîという曲を歌えるようになりたいと思います。そこまでテンポも早くなく、日本の演歌に似てる気がするので、私にもあまり難し過ぎない歌だと思いました。ちなみにiTunesで買えます。他の曲のあったアルバムが1500円ほどでした。興味があれば買ってみてはいかがでしょうか。
ちなみにzimanê kurdî という題名は「クルド語」という意味です。色々有名な歌みたいで、Xeyala evîn さんの歌にもアレンジ曲がありました。クルド人の方の動画みるとこの歌が流れてる時がありますね。
ちなみに歌なのですが、日本語と大きな違いが一つある事を見つけました。歌詞を一部引用します。
Bi xeml û rewş e, şêrîn û xweş e
Şêrîn û xweş e, zimanê kurdî
Bi xweş awaz e, letîf û naz e,
Letîf û naz e, zimanê kurdî
語末がe あるいはî で統一されてます。これはいわゆる韻を踏んでいるのでしょうね。日本語はそもそも韻自体があまり発展しなかったので、このような歌はほとんど皆無だと思います。Xeyala evînさんの歌も似たような感じです。機会があれば沢山の歌をもっと聞きたいですね。
何週間かクルド語(クルマンジー方言)を学びましたが、色々と違う発見ができて面白いですね。中国語や英語とは違い、全てに馴染みがないので全てが新鮮です。文字もアルファベットで発音も一部を除けば、日本人にも比較的学びやすいです。皆さんも機会があれば学んでみてください。
今は色々と大変ですが、いつか誰でも気軽に学べるようになればと思っています。そう思って当ブログを始めました。多くの人に伝わればと思っています。それではまた Oxir be(さよなら)!